2012年11月11日

見切り発走!24時間選歌マラソン!046「犀」- 050「活」

046「犀」

真っ黒に塗りつぶされた塊を犀と呼んだりパパと呼んだり (chari)  

八重桜さみしげなのは花房の一つひとつが犀であるから (中村成志) 

白犀を倒して暮らすこの街の秘密をぜんぶ背負って暮らす (音波) 

あなたから優をもらえる質問がみつかりません犀川先生 (出雲もこみ) 

ボルボって車は犀じゃないですかないですかって言われてもねえ (南野耕平) 

   
047「ふるさと」

バスタオルに包(くる)まれていた新生児受け入れポストが僕のふるさと (佐竹弓彦) 

合併で村の名消えしふるさとに高速道の橋脚そびえ (原田 町) 

ふるさとから届いた手紙はビリビリに破いてました 若かったから (るいぼす) 

こんな空あんな風景万人のステレオタイプのふるさとを売る (桑原憂太郎) 

ここはもうふるさとよりも数倍も長く住んでる所となった (只野ハル) 

 
048「謎」

光琳の紅白梅図の謎を解くテレビの画面に見入りておりぬ (西中眞二郎) 

紺碧のエーゲの海に浮かびいる謎の解けざるクノッソス宮殿 (コバライチ*キコ) 

不利なことを全て忘れる便利さがわが夫の持つ謎の能力 (佐藤紀子) 

謎なのは老後のことは気にしつつ後生のことはあきらめる人 (Yosh) 

きりぎしに立つわが背(せな)を謎めいた秋風の手がふはりと押しぬ (今泉洋子) 


 
049「敷」

敷石に歩幅合わせて歩いてく自分自身にだまされながら (夏実麦太朗) 

金敷のかなしき調べハンマーで打たれることを生業として (秋月あまね) 

まっすぐに敷かれたレールを行くなんてほぼ曲芸に近い芸当 (希) 

川の辺に薄縁(うすべり)敷きて膝枕語らふ君に花の影揺る (槐) 

電話機の敷設されたる道ゆけば誰かに理解されたくもなる (秋) 


050「活」

活き活きとしている君を支えたいそんな気にする笑顔なんだな (薫智) 

日常の生活の中のつまづきに気付かず歩いて行けるしあわせ (ほたる) 

活気ある街は最近少ないとシャッター通りを歩みておりぬ (西中眞二郎) 

そこまでの貧乏なのかと悲しんだ父の本棚『死活の基本』 (佐竹弓彦) 

指導要領変わって動詞の活用を早めに教える 頑是ない子に (湯山昌樹) 



※お名前等、間違えがございましたら、申し訳ありません。



ということで、24時間が過ぎました。

現在、50首までしか選歌できておりません。

選歌マラソンとしての選歌は終了致しますが、この後も、ひき続き、できるところまで選歌して参ります。

 
 
posted by 磯野カヅオ at 14:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 選歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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