2007年07月23日

大野晋さんのこと。

お久しぶりです。こんばんは。

早速ですが、今日は、大野晋(オオノ・ススム)さんの話。

大野さんは(1)「岩波古語辞典」や(2)「類語国語辞典」(角川書店)の編纂に携わったり、日本語の起源などについてもいろいろと著作の多い、国語学者です。

今日、大野さんのことを書くのは、僕が古語で短歌を創る時に、(1)や(3)「日本語の文法(古典編)」(角川書店)という本がとても参考になったからです。

(3)はもう絶版になってしまっている古い書籍なのですが、動詞や形容詞、助動詞などの活用は機械的に覚えなければいけないながらも、訳し方については、その理由や元になった語などにも触れた解説が載っているので、誠実で親切な文法の本だなあと感じることができるのではないかと思います。

(1)に載っている、助動詞や助詞に関する解説も、丁寧で好きです。単に易しい文法書というのは、すぐに内容を忘れてしまうのですが、大野さんの文法解説は易しさをウリにしているのでは決してなく、理屈や語源も知っているといいですよというスタンスなので、むしろ何度か読んで実になるというカンジではなかろうか。

なので「古語で短歌なんて難しすぎる・・・」とお考えの方は、まずは大野さんの日本語に関する著作(現代語に関するものでも可)を読んでみることをオススメします。

それで、大野さんの書きぶりが気に入るようであれば、(3)や(1)を手に入れてみるというのがよいでしょう。

ちなみに大野さんは、以前にこのブログにも登場している丸谷才一さんとも親交がおありのようで、(4)「日本語で一番大事なもの」(中央公論社)という本では、主に日本語の助詞について(含む古語)、対談形式で論じ合っています。こちらは結構ディープな内容だったと思うので、一応ご参考までに。

現代語での短歌の創作に慣れたアナタ(様々)、この辺りで古語短歌の創作も楽しみに加えてみるというのはいかがでしょうか。

ではまた、忘れた頃に。ごきげんよう☆
 
posted by 磯野カヅオ at 21:48| Comment(0) | TrackBack(1) | 和・古 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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