2007年09月23日

ちょっと解説を書いてみる。

そろそろゴールなさった方も増え始めている頃でしょうか。

出来やペースのことなどはひとまず別に置くとして、やはりゴールできるというのは嬉しいものです。しばらくは短歌を創らなくてもいいと思う反面、燃え尽き感もあって少し寂しかったりもしますが。

さて今回は、自分の100首のうちの数首について少し解説を書いてみようと思います。

僕も僕なりにいろいろと考えながら100首創ったという、仕掛けなどの解説です(今さらそんなことしなくても・・・と思う方もいると思いますが)。


008:「種」
・彼の子よ種を明かしたその女(ひと)はオリーブの首飾りが似合い

"種を明かした"というのは、この女性がお腹に宿した子の父親が誰なのかを明らかにしたということです。
ではなぜオリーブの首飾りが似合うのかといえば、それは"種を明かす"という表現がマジック(手品)でも用いられる言葉だからであり、マジックショーのBGMの定番が「オリーブの首飾り」だからというわけです。
って、さすがにこれは分かるか。

024:「バランス」
・「会いたい」をひだりに載せたバランスは動揺もせず右に「会えない」

"ひだり"は平仮名で、"右"は漢字、これは僕の入力ミスです・・・というのはウソです。

バランスという言葉を中央に置いて、
左端の「会いたい」までの文字数と、
右端の「会えない」までの文字数を、合わせたのです。
「会いたい」(8文字)バランス(8文字)「会えない」、となっています。

これは、そんなことをしてまでバランスをとろうとしているという歌なのでした。


075:「鳥」
・若葉萌え姿を見せぬ鳴き声の春告鳥は卯月の山に

これは仕掛けでもなんでもありません。
ただ、俳句で用いられる季語をたくさん使っています。
・若葉(夏,五月ぐらい)
・春告鳥(春,ニ月ぐらい、ウグイスのこと)
・卯月(陰暦四月の異名)

四月下旬に山登りをした時に、ウグイスの鳴き声を聞いたのでした。
ウグイスといえば"梅にウグイス"、梅も二月ぐらいのイメージだったので、ウグイスって五月の山でも鳴くんだなあと思い、この情景を短歌か俳句でまとめてみようと考えてみました。

ところが、俳句で季節外れのものを詠むというのは結構難しいのです。不可能ではありませんが、この例の場合は俳句よりも短歌の方がよいと思い、題詠ブログの中の一首にしました。


008や024のような仕掛けは、他の歌にもあります。
こういった仕掛けのある歌を創っておくと、自分の楽しみも読み手の楽しみも増えるのではないかと思います、手間は少々かかりますけどね。
 
posted by 磯野カヅオ at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 和・古 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。